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シナネンモビリティPLUS株式会社様

シナネンモビリティPLUS株式会社様

売上支払管理システムを4ヶ月で構築。100人日/年の工数を削減

事業の急成長に伴い増加した業務負荷の軽減と、業務精度の向上をローコード開発プラットフォーム(EZCraft)で実現しました。

シナネンモビリティPLUS株式会社様

シナネンモビリティPLUS

シナネンホールディングス株式会社のグループ会社で「ダイチャリ」を展開するシナネンモビリティPLUS様は、2017年のサービス開始以来、急成長を遂げている国内最大級のシェアサイクルサービス会社です。スマホアプリでいつでも、どこでも気軽に使えるダイチャリは、「くらしをつなぐ1ピース~移動を楽しく快適に~」をキャッチコピーに、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、大阪府を中心に展開しています。

シェアサイクルサービス「ダイチャリ」
https://www.sinanen-mplus.com/service/

導入検討の理由と当時の課題

管理部門の業務負荷軽減とヒューマンエラーによる支払いミスの解消

ステーション用地提供者
地域に密着したシェアサイクルサービスの展開にこだわるシナネンモビリティPLUS様は、毎年150%以上のペースで拠点(以下、ステーション)を増やし、サービス開始から5年でその数は3,000か所※1を超えました。また、所有する電動アシスト自転車は1万台以上※1、累計利用回数は年間1,300万回※2、累計ユーザー数は74万人を突破する国内最大級のシェアサイクルサービス会社へと急成長を遂げました。急成長の裏側ではステーション用地を提供するパートナーは350以上※3に増え、管理部門の業務負荷が増加。加えて、旧システムにはヒューマンエラーを防ぐ仕組みがなく、支払処理の漏れや金額の誤りなどで用地提供パートナーへご迷惑をかけることもあり、システムの刷新を検討するに至りました。

契約・支払管理業務の課題

管理部門の業務負荷
・ 会計システムに入力する支払伝票の申請・承認作業に3営業日かかっていた
・ 毎月4営業日かけて支払通知書、実績報告書の作成と送付作業を行っていた
・ 20~30件/月ある新規契約登録と既存契約の更新業務に限界を感じていた
 
【ガバナンス】契約書に記載されているとおりの振込と帳票送付ができていない
・ 契約書に準拠した正しい支払金額を計算できていない
・ 支払通知書を送付期日までに送付できていない

【システムリスク】属人的な運用
・ 開発者不在時にメンテナンスができなくなり、システムが止まることもあった
・ 開発者の人事異動に伴い、メンテナンスが困難となった 

 

IT戦略部 猪俣様

シナネンホールディングス株式会社
IT戦略部 エグゼクティブスペシャリスト
猪俣 秀成 様

「これまでは、経営企画部門にいた担当者が作成したシステムで業務運用していました。メンテナンスができるのはシステムを作成した担当者だけでした。そのため、その人がいないとメンテナンスができなくなり、システムが止まることもありました。」
(猪俣様)

管理部長 田中様

シナネンモビリティPLUS株式会社
管理部長 田中 伸明 様

「旧システムはセキュリティが考慮されていませんでした。また、支払ミスを防ぐ仕組みがなくガバナンス的な問題を感じていました。加えて、システム作成者の人事異動によって保守が困難となるため、システム刷新の検討を始めることとなりました。」
(田中部長)

※1ステーション数、電動アシスト自転車数は、2023年1月時点です。
※2累計利用回数、累計ユーザー数は、2022年6月時点です。
※3ステーション用地提供パートナー数は、2022年6月時点です。



属人性を排除し、効率的で精度の高い業務運営を目指す

新システムの開発において、以下3つの実現を目指しました。


① ヒューマンエラーの防止
支払金額の計算に必要な各システムへの入力項目に対し、承認作業を設けることでインプットデータの精度を担保する

② 属人性の排除
システム導入の背景や設計書等のドキュメントを社内に蓄積することで、第三者への引継ぎを容易にする

③ 情報利活用による戦略的な事業展開
登録されている用地住所と売上情報を紐づけ、売上の高い用地条件・地域を分析する事で戦略的な事業展開を目指す

リンクレアが選ばれた理由

初期費用を抑えた短期開発を可能にするローコード開発プラットフォーム

システムの刷新において2つの前提条件がありました。ひとつは予算を確保していなかったため初期費用を抑える必要があったこと、もうひとつは旧システムの廃止日までの短期間で開発を終える必要があったことです。

要望事項
① ブラックボックス状態の解消
② 支払登録業務の簡素化
③ セルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)の実現
④ 他社システムとの自動連携

経営企画部長 兼 営業部長 若松様

シナネンモビリティPLUS株式会社
経営企画部長 兼 営業部長
若松 和馬 様

「EZCraftは、グループ会社のシナネンホールディングスで活用実績がありました。EZCraftを活用することで開発スピードとコストの両面で効果が出せると判断しお声がけしました。また、私どもの要望を細かく汲み取った提案をいただいたことも、開発の依頼を決めた理由のひとつです。」
(若松部長)


プロジェクトをふりかえって

モックアップ画面による確認で、認識齟齬や手戻りのない短期開発を実現。

基本的な開発の進め方はウォーターフォールでした。モックアップ画面を用いた機能ごとの設計レビューを繰り返し、短期間に要件と仕様を確定していくことができました。

管理部 徳永様

シナネンモビリティPLUS株式会社
管理部 徳永 悠 様

「動作するモックアップ画面を確認することで、お互いの認識齟齬や手戻りのない効率的な開発ができました。たった約4か月という短期間でリリースできたのはEZCraftのおかげだと思います。おかげさまで新システムへ切り替えた初月の振込と支払通知書などの帳票送付もなんとか行うことができました。」
(徳永様)

経営企画部 齋藤様

シナネンモビリティPLUS株式会社
経営企画部 齋藤 大暉 様

「プロジェクトで一番大変だったのは、売上支払管理システムと自動連携するシステムのデータレイアウトとインターフェースが急遽変更になったことです。連携先のシステム変更にも柔軟な対応を頂き、ありがたかったです。」
(齋藤様)

導入効果

年間約100人日の工数を削減、用地提供パートナーに対するブランド価値も向上

新システムの運用開始後は帳票送付の漏れや誤った支払い処理がなくなりました。また、支払登録業務が簡素化されたことにより、年間約100人日の業務担当者の工数を削減と人件費を削減。加えて、用地提供パートナーに対するブランド価値も向上しました。

今後の展望

経営企画部長 兼 営業部長 若松様

「シナネンモビリティPLUSはDX推進への意欲が高く、グループの中でも比較的DX化が進んでいると思います。今後はTableau※4と連携したデータ分析の精度向上と自動化に取り組んでいきたいです。また、シナネンホールディングスグループの各社はDX推進に力を入れており、IT化への意欲が高く、急いでいます。柔軟かつ短期間にリリースできるEZCraftは、非常に魅力的なプラットフォームです。今後はグループ各社が抱える顕在化している課題だけでなく、潜在的な課題発掘にもご協力いただきたいです。」
(若松様)

※4 Tableauは、Tableau Software, LLCの商標または登録商標です。

お客様プロフィール(取材当時/2023年2月現在)
会社名
シナネンモビリティPLUS株式会社
所在地
東京都港区三田三丁目5番27号住友不動産三田ツインビル西館6階
創立
2019年4月1日
株主
シナネンホールディングス株式会社(東京証券取引所プライム市場)
ホームページ
https://www.sinanen-mplus.com/
どこでも気軽に使えて、“移動を楽しく快適に” するシェアサイクルサービス「ダイチャリ

・ 初回30分あたり130円、以降100円/15分or1,800円/12時間
・ ステーションがある場所ならどこでもレンタル・返却可能
・ 駅近、コンビニ、ホテル、公園など行きたい場所にあるから便利に使える
・ 26インチの電動アシスト自転車なので街中も観光地もスイスイ移動
・ バッテリー充電に実質再生可能エネルギー100%の電気を採用
  (2023年3月時点)
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