
株式会社アイキャット 様
体感1/10の工数で基幹システムを内製化・クラウド化
ローコード開発プラットフォーム「EZCraft」で業務効率を大幅に改善
ローコード開発プラットフォーム「EZCraft」を導入したアイキャット様。同社は基幹システムの刷新にあたり、EZCraftで基幹システムの内製化を実現されました。
これにより、外出先の社員でもリアルタイムな顧客情報の入手が可能となったほか、従来のアウトソーシング(外注)から自社開発へのシフトにも成功。EZCraft導入の背景や生産性向上の実感、今後の展望について、ご担当者様に詳しく伺いました。
株式会社アイキャット

大阪大学歯学部の研究成果をもとに、歯科医療におけるトータルソリューションの実現を目指して、2003年に設立された大学発ベンチャー企業のアイキャット様。歯科用インプラント治療支援システムのシミュレーションソフトやインプラントの手術用ガイドの製造、歯科用CT装置をはじめとした医療機器を販売されています。
導入検討の理由と当時の課題
外注コストの増大とLAN環境の限界
以前のアイキャット様では、Visual Basic(VB)とSQL Serverを利用したクライアントサーバー型の社内システムを、アウトソーシング(外注)にて開発・保守していました。しかし、この運用には大きく2つの課題がありました。
1つ目は「変更にかかる時間・手間・費用」です。ビジネスの変化に合わせてシステムを改修するたびに、多大な外注コストと長いリードタイムが発生していました。
2つ目は「社外からシステムにアクセスできない不便さ」です。旧システムは社内LAN環境での利用を前提としていたため、営業など外出の多い社員が、出先から顧客情報や受注情報にアクセスできない状況でした。
これらの課題を解決するため、「社外からアクセス可能なクラウドシステムの導入」と、ご担当者様が前職(システムエンジニア)の経験を活かした「システムの内製化」の検討を開始しました。
EZCraftが選ばれた理由
高度な開発スキルがなくても、簡易言語で簡単に開発可能
サーバーの構築・保守が不要なクラウドプラットフォームを中心に様々なサービスを比較検討しましたが、Webシステムの開発経験が少ないご担当者様にとって、開発スキルの習得が選定において最大の障壁でした。
一般的な「ノーコードツール」は手軽に作成できる反面、提供された機能の範囲外のカスタマイズに対応が難しいため、柔軟性と拡張性に限界があると考えていました。一方で、PythonやJavaScriptを用いた「スクラッチ開発」は、専門的なプログラミング言語の習得、サーバー構築、セキュリティ対応など、学習コストと専門知識のハードルが高すぎました。
そんな中、両者の中間に位置するローコードツールとして有力な候補に挙がったのが、EZCraftでした。「EZCraftは、Microsoft Accessのようにマウス操作で直感的に画面(フォーム)をデザインでき、簡易言語を用いて簡単にプログラミングが可能です。複雑な言語仕様をすべて理解できなくても、Webシステムを容易に構築できる点が大きな決め手となりました。」(ご担当者様)
開発手法の比較
内製化を成功に導いたポイント
体感「1/10」の工数で開発できる圧倒的生産性
EZCraftの導入後、アイキャット様は「顧客情報システム」「商品情報システム」「受注情報システム」といった基幹システムを、わずか半年という短期間で再構築しました。システム開発の担当者が1人と限られている体制で、この劇的なスピード開発を支えたのがEZCraftの高い生産性でした。
設計フェーズでは、実際の画面(プロトタイプ)を業務担当者に見せ、画面を動かしながら仕様の打ち合わせを行うことができたため、要件定義から設計にかかる期間が大幅に短縮。 さらに、EZCraftの簡易言語はコード量が少なく、極めてシンプルに記述できます。ご担当者様が「PythonやJavaScriptなどの言語でゼロからスクラッチ開発する場合と比較して、およそ1/10の工数で開発ができた」と語るほど、圧倒的な生産性を実感されています。
EZCraftの特徴
① 高い開発生産性と品質
デザインツールや設定画面を用いて、基本機能をノーコードで開発できる。
② 優れたUI/UX
豊富な画面コンポーネントとフォーム機能により、自由なレイアウトが可能。
③ 抜群の柔軟性と拡張性
アプリケーション固有のロジックは、簡易スクリプトにより実装できる。
⑤ 様々な外部サービスと連携
WebAPIを介した様々なサービスとの連携による拡張性がある。
EZCraft導入をふりかえって
細かな質問にも迅速に答える手厚いサポート体制
「内製化を成功させた背景には、リンクレアさんの充実したサポート体制がありました。EZCraftの開発生産性は高いですが、最初からスムーズに開発できたわけではありません。開発中、いろいろと細かい技術的な質問をメールで送らせていただいたのですが、いつもすぐに回答してくださったので、非常に助かりました。」(ご担当者様)
ノーコード・ローコードツール選定時のポイント
「ノーコード・ローコードツールの選定時には、データベース(DB)のタイプ(カード型・リレーショナル型)が重要なポイントになる」とご担当者様は指摘します。
「カード型は画面1つに対して1つのDBが紐づくため、売上データと顧客データなど、異なるDB間でデータを紐づけるには複雑なロジックを自作しなければなりません。一方、リレーショナル型はデータを紐づけるロジックが標準で含まれています。リレーショナル型のDBを持つEZCraftは、簡易言語で簡単にDB間のデータを紐づけることができるため、メンテナンス性や内製化の観点で非常に優れていると感じます。」(ご担当者様)
EZCraft導入後の効果
独自の機能によりメンテナンス性が大幅に向上
「システム稼働後の「運用・保守(メンテナンス)」がいかに容易であるかは、ツール選定において極めて重要な要素です。 一般的には、データベースのテーブル構造の変更する際は「既存データをエクスポートし、構造変更後にインポートする」という煩雑な手順が発生します。
しかし、EZCraftではその手間が一切不要です。稼働中のシステムであっても、柔軟かつ迅速にデータベースの構造を変更できます。この高いメンテナンス性により、業務の変化に合わせたシステムの拡張が各段に容易となりました。
また、開発環境と本番環境が標準で明確に分離されている点も、大きな特長です。 この環境構成により、本番運用への影響を懸念することなく、安心して開発および十分なテストを実施することが可能です。
さらに、本番環境のデータを開発環境へ容易に移行できる機能が標準搭載されているため、実運用に近い条件下で高度かつ高精度な検証を行うことができます。 これにより、品質を十分に担保したうえで本番環境へ移行できるため、全体として高品質なシステム構築を実現できる環境が整っています。」(ご担当者様)
今後の展望
API連携によるデータの一元管理と更なる業務効率化
EZCraftで再構築した基幹システムの稼働後も、内製化の取り組みを継続しているご担当者様に今後の展望についてお伺いしました。
「まだ移行していない一部のシステムをEZCraftへ集約していくと同時に、EZCraftに標準装備されている「REST API機能」を積極的に活用していく計画です。APIを活用して外部の業務システムとデータ連携することで、データの二重入力や重複管理といった無駄な業務を排除し、更なる業務効率化を目指します。」(ご担当様)
お客様プロフィール(取材当時/2024年10月現在)
- 会社名
- 株式会社アイキャット
- 所在地
- 大阪府大阪市淀川区西中島3-19-15 第3三ツ矢ビル3F
- 創立
- 2003年11月
- 事業内容
- 1)医療用手術支援シミュレーションソフトの開発、販売、製造、輸入、輸出、保守、賃貸
2)医療用材料、医療衛生用品の開発、販売、製造、輸入、輸出、保守、賃貸
3)医療機器、その他医療用機械器具の開発、販売、製造、輸入、輸出、保守、賃貸
4)医療に関する講習会・セミナーの開催
5)医療用金融商品の取扱いに関する代理店業務
6)前各号に附帯関連する一切の事業 - ホームページ
- https://www.icatcorp.jp/





