価値共創パートナーとして、20年以上信頼にお応え

能美防災株式会社様 ×

防災事業のリーディングカンパニー、能美防災株式会社様のエンジニアリング本部で活躍する見積積算システムの開発を20年以上に渡りお手伝いしています。

能美防災株式会社

能美防災様は「防災事業のパイオニアとしての使命に徹し、社会の安全に貢献する」ことを社是とされ、大正13(1924)年より防災事業に取り組まれている防災事業のパイオニア企業です。さまざまな災害のなかでも特に火災の分野に焦点を定められ、感知器・火災受信機などの自動火災報知設備とスプリンクラーなどの消火設備を軸に基礎研究からシステム開発・機器製造・設計・施工・メンテナンスまでを一貫体制で提供されている防災メーカーです。

エンジニアリング本部で活躍する、独自の見積積算システム

社会の安全に寄与する防災設備の、スピーディかつ確実な見積積算を実現

「研究開発からメンテナンスまでの一貫体制の下、災害から生命・財産を守るための最新・最適な防災システムを、日本全国そして世界に提供し続ける」という経営理念に基づき、能美防災様のエンジニアリング本部では、大小様々なプラントの防災設備はもとより、トンネルや船舶などの防災設備の構築を手掛けられています。
リンクレアが20年以上に渡り開発のお手伝いを行っている見積積算システムは、プラント向けの防災設備で必要となる配管や電線、機械や機器などプラント全域をカバーする原価積算書、見積書、実行予算書を作成するためのシステムです。
スピーディかつ確実な見積積算システムは、能美防災様が事業を行う上でお客様の信頼を維持し続けるためになくてはならない存在です。

エンジニアリング部 リーダー 参事 大野 克利 様
エンジニアリング部 (プラント防災設備担当)主査 平牧 孝広 様

導入検討の理由と当時の課題

規模が大きく複雑な計算に対応できる、原価積算の仕組みが課題に

大野参事は見積積算システムの導入当時を次のように振り返えられます。
「システム化以前は、積算用の用紙を何枚もコピーして必要項目を手書きした上で電卓を使って計算し原価積算書を作成していました。
そのような状況のなか、アプリケーション開発ツールとして評判の高かったR:BASEを利用してエンジニアリング本部内で配管工事部分の原価積算業務をシステム化しました。
しかし、プラントの防火設備全体の原価積算をカバーするには規模が大きく複雑なため当社ですべてを開発することは難しく、原価積算システムの開発をR:BASEの開発元であったリンクレアへ依頼しました」

OSの移り変わりや、課題に応じた機能追加にも対応

能美防災様より依頼を受けたリンクレアは、MS-DOSを搭載したパソコン上で稼働する原価積算システムをR:BASEを使って開発。
その結果、プラント全体をカバーする原価積算業務がパソコン上で行えるようになり、原価積算書作成に要する時間が大幅に短縮されると共に、手計算によるミスも防げるようになりました。

原価積算業務の効率を大きく向上させたシステムでしたが、パソコンのOSがMS-DOSからWindowsへと移り変わる流れの中で原価積算システムもWindows上での稼働が不可欠となり、Windows版原価積算システムへの移行を実施。Windowsに対応した原価積算システムは、使い込むうちに操作面や他部門とのデータ連携といった機能面での課題が見えてきたため、さらに操作性と機能向上のための追加開発も実施しました。
このような過程を経て完成した新積算システムは、操作性、視認性、データ互換性が大幅に向上。さらに原価積算結果を見積書及び実行予算書に変換する機能の付加も加えました。

2008年にR:BASEの日本国内向け販売が終了した後も能美防災様にはR:BASE7.1とVB.NET版の積算見積システムを継続してご利用いただきましたが、今後のプラットフォームのバージョンアップに適応するために2014年には見積積算システムのデータベースをR:BASEからSQLServerへ移行を行いました。

現在に至るまでの開発

操作性と視認性をさらに向上させるなどバージョンアップを重ねる

当時能美防災様のプロジェクトリーダを務められた平牧氏は述べられます。
「もともとエンジニアリング本部のプラント向け防災設備の見積積算業務にフィットするように開発されたシステムですから、実績のある見積積算機能とユーザインタフェースはそのまま継続した上で、データベースエンジンをR:BASEからSQLServerへ移行する事を選択しました」
開発にあたってはR:BASEの機能で作成されていたマスタ管理、データベース処理ロジックをVB.NETとSQLServerへ移行。さらに、見積積算画面のデータ表示領域の拡大により操作性と視認性をさらに向上させるなどの改善を経て現在エンジニアリング本部で使用されている見積積算システムが完成しました。

今後の展望

今後も一緒に付加価値の高いシステムを創り出していきたい

能美防災様の原価積算システムの開発をリンクレアに依頼されたきっかけは、単純にリンクレアがR:BASEの開発・販売元だったからですが、実際出来上がったDOS版原価積算システムが業務の効率を改善する満足のいくものだと高い評価を受けました。その評価を受けて、Windows版システムへの移行やユーザビリティ向上のための改修や、SQLServerへの移行開発も行い、「リンクレアさんなら」と20年以上に渡るお付き合いを続けさせていただいています。
開発だけでなくトラブル発生時なども誠実に対応を行っており、高い評価を頂いています。
リンクレアは今後も、能美防災様と一緒に付加価値の高いシステムを創り出していきたいと考えています。

お客様プロフィール (取材当時/2019年2月現在)

会社名 :能美防災株式会社
本社所在地 :東京都千代田区九段南4丁目7番3号
設立 :1944年
資本金 :133億2百万円
WEB :https://www.nohmi.co.jp